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新・カスタムねんどろいどどーるを作ろう2023年版

2023年8月8日、二人目のカスタムねんどろいどが完成しました。



一人目のレポートはこちらから→(パート①・ヘアパーツ編)(パート②・完成編・費用のお話


ちなみに二人目も、うたプリの神宮司レンくんです。

今回は、サイドポニーに、メガネを埋め込む造形に挑戦しました。

休日、お家でゴロゴロするレン様を楽しめる仕様になっております(誰得)

今回は素体は、アーモンドミルクManボディ+身長調整セット、で組んでみました。

メガネは他のねんどろいどについていたものを流用(こら)、しかし固定が難しく。

神宮司さんは前髪が独特なので、メガネを固定するために、おくれ毛を利用しました(笑)

↓テレビとかみちゃう!

レンくんがペットと暮らすとしたら、多分、猫じゃなくて犬だろうな。。。っていう妄想です。

「ただいま、レディ」(ワンちゃんがメス)

はい、満足です。


ではせっかくなので、去年に引き続き、お金の話をしましょう(おい)

去年、いろいろ揃えたので、今年は5000円くらいでおさまりました。

内容は、

カスタムヘッド 1019円

ボディ 2037円

サフ、追加塗料、パテ2000円

くらいでした。

パテが去年の残り+今年買った分を少し使っただけで、まだもう一人分残っているので、もう一人作ればコスト減らせるな〜って感じですね。どうせ作るなら、数体作った方がコスパはいいですね。

サフも慣れてきたので、次回は1缶で2体分とれるな、といった具合です。今回は失敗を最小限に抑えられました。


あと、今年は塗料を変えました。

↓去年の塗料

去年は、アクリジョンと言う水性塗料で、色を調合して、オリジナルカラーを作りました。アクリジョンが水性なので、それに合わせて、サフとトップコートも水性で揃えてあります。

今年の塗料↓

今年は、ちょうど良さそうなカラースプレーを見つけたので、これをベースカラーにしました。こちらは有機溶剤なので(他のものを溶かす性質があるので)、それに対応する、サフとトップコートに変えました。

この変更がコストが上がってしまった原因なんですが、アクリジョンを筆塗りするよりは楽でした。(アクリジョンがかなり上級者向け塗料なので。。。)

ですが、スプレーのデメリットは、色が飛び散るのでスプレーブースが必須になることですね。そう言った点では、アクリジョンを攻略する方がコスパがいいと思いました。

塗料を変更した以外、去年と同じやり方で作りました。


なぜ、マイさんは、ねんどーるに限って金の話ばかりするのか?と思ってる方もいらっしゃると思います(笑)

その理由はですね、この17年間で思い出したくないくらい、お金と時間をつぎ込んで来たからわかるんですが、ねんどーるの最大の魅力は、他のドールと比べて「コスパが良い」からです。(可愛いからじゃないんかい!いや、もちろん可愛いですよ)

でもせっかくコスパが良いと言う利点があるので、どうせなら、コスパ良くカスタムしたいなあ、と思った次第でございます。

皆さんも、それぞれマイペースにドールライフを楽しんでください。

ではまた。


苦悩した日々の記録

カスタムねんどろいどどーるを作ろう・パート2(完成編、費用のお話)

こんにちは!

カスタムねんどろいどどーるの神宮寺レンくん(うたプリ)が完成しました。

色々大変でしたが、無事に完成させることが出来て安堵しました。

これが、あのねんどろいどか…!と噛み締めながら。

かわいいね!めっちゃかわいいね!昨日からドーパミンの分泌が止まりません。


前置きはさておき、今日は、私自身、作る前からずっと気になっていた費用のお話をしようと思います。

ちなみに当社調べ(笑)では、現在発売されている、ねんどろいどどーるの平均価格は一体8000~10000円程度のようです。ねんどろいどに関しては、ざっくり5000円~7000円と言ったところでしょうか。

そしてこれ、自分でカスタムするなら、いくらくらいかかるのかな?と、これからカスタムを検討している方へ、参考になればと思い、かかった費用を算出してみました。

まずは、今回使用した素材の紹介です。

*ちなみに、私はエアブラシを持ってないので、エアブラシを使わなくてもいい作り方になってます。

↓こちらは必要不可欠な本体。

カスタムヘッド、ボディ、あとはお好みで手首パーツなども用意します。肌の色は4色あるので、お好きな色で揃えると良いです。写真はクリーム肌のboyですが、レンくんにはアーモンドミルクのmanボディを用意しました。

次に最も難関なヘアパーツ。

ヘアパーツはウィッグでもいいような気がしますが、今回は、ねんどろいどらしく、パテを使って造形することにしました。

高密度エポパテで造形をして、ラッカーパテ(タミヤ)を溶いて溶きパテを作り、傷や穴を埋めるのに使います。Mrうすめ液で薄めます。あらかじめ溶いてある状態の「溶きパテ」も売っているので、そちらを使っても問題ないと思います。


そして、塗料。

お顔パーツの塗装は色々あると思いますが、今回はデカールを使用して、その上から筆で加筆しました。

デカールを貼るだけの場合は、パソコンで面相をデザインしたものを、インクジェットプリンタで、専用シールにプリントします。そのあと、水で転写させます。

すぐに触ってしまうと、プリントがよれるので、丸一日乾燥させてから、コーティングスプレーなどを吹くと良いです。

ここで、パソコンとプリンターが必要になってくるので、一見お手軽に見えて、実は難易度が高いかもしれません。

お顔の面相を筆で書き込む場合は、アクリル絵の具一式があればいいと思います。私自身が、あまりお顔を描いたことがないので、このやり方は上級者向けかな、と思いました。デザインソフトが使える方は、デカールの方が簡単だと思います。

そしてヘアパーツ。

今回は塗料系をすべて水性塗料で統一しました。今回使用したアクリジョンは、匂いがしないので、リビングでも問題なく使えます。ファミリーに優しいタイプの塗料です。

ヘアパーツは、アクリジョンで下地になる色を塗って、そのあとはパステルでシャドウとハイライトを入れました。エアブラシがある方は、全部エアブラシでやる方が綺麗にできると思います。


その他、あると便利なもの、

紙やすりは造形を手直しするときに使います。

塗装ベースは、サフを吹いたり、塗装したときに、あると便利です。

マステはホビー用を使いましょう。市販のマステは1週間をすぎるとベトベトしてきて、剥がしにくいので、少しお高いですが、必ずホビー用を使ってください。

あとは、造形用のスパチュラとか、使えそうな物があればなんでもいいです。

カメラのブロワーは、ちょっと埃が着いたときなどに便利です。

口で吹くと、唾が飛んだり、湿気たりするので、持っておくと何かと便利です。

最後に、スプレーブース。これがどうしてもお金がかかります。

スプレーの粉塵がかなり飛び散るので、あったほうが便利だと思いますが、お庭がある人は外で吹いてもいいと思います。リビングで吹くと確実に怒られが発生するので、絶対にお部屋で吹いちゃダメです。後片付けも大変です(経験談)。


最後に、かかった費用をまとめてみました。

プリンターやスプレーブースがお高いので、それらを除いた必要最低限なものだけでも、15000円くらいになりました。

塗料にこだわったり、エアブラシを導入すると、もっとかかります。この他にも消耗品のティッシュや、筆を洗うバケツや、パテをこねるためのシリコン板なども。。。ちょっとした場面で必要なものが次々出てきます。そして、忘れがちですが素材を入手するための、送料や通信料という落とし穴もあるので、そういうものも計算に入れると、15000円では収まりません。実際は余裕を持って2~3万円は覚悟をしておくと、ショックが少ないと思いました。

あと、失敗した時に発生する失敗代と言うものがあります。失敗すると、やり直しになるので、切ないですが費用も上がります(涙)

ご自身で作ってみようと思う方は、すでに塗料や、カスタムグッズをお持ちの方だと思われますが、今回は、何も持ってない人が1から揃えるとしたらいくらかかるか?と言う計算をしてみました。

それでは、少しでもお役に立てると幸いです。


おまけ

↓こちらは、苦悩した日々の記録(笑)

追記:一応念のため、カスタムで発生する費用はあくまで目安です。このブログポストはカスタムの成功を保証するものではありません。カスタムは全て自己責任でお願いします。

カスタムねんどろいどドールを作ろう・パート1(ヘアパーツ造形)

こんにちは。

突然、ってわけでもないんですけど、昨今のドール事情とか、ディーラー事情とか、色々ありまして、我が屋もねんどろいどどーるを導入することになりました。

ねんどろいどはグッドスマイルカンパニーと言う会社が製造販売している、2頭身のアニメフィギュアです。そのヘッドに、着せ替え専用ボディを付けたものを「ねんどろいどどーる」と呼びます。

ねんどろいど自体は現在までで1800体以上のキャラクターが販売されているんですが、自分が探していた子がいなかったので、作ることにしました。

ボディは既製品を購入するし、お洋服はお裁縫で作るので、まずは面相(お顔のデザイン)とヘアパーツをどうにかすることにしました。

今日は、そのヘアパーツがやっと造形まで終わったので、その記録です。

誰か分かるかな?(ヒント、髪の毛の色はハニーブロンドです)

左右非線対称なヘアスタイルなので、バランスが難しかったです。

まだこれから穴埋め、サフ吹き、塗装の作業が続きます。



以下、苦戦した日々の記録です(笑)

立体はほとんどやったことがない。。。っていうか粘土自体を触るのが高校以来だったので、ズブの素人が結構頑張りました(泣きたい)


今回使った材料です。

ミスターホビーの高密度エポパテと、ねんどろいど専用のカスタムヘッドです。写真のヘッドはクリームですが、今回使用したのはアーモンドミルクと言う色です(箱を捨てちゃったので汗)

キャラドールは肌の色もキャラクターの表現において重要な要素なので、こだわりたいところですが、現状、4色しか出てないので、一番近そうな色にしました。本当はもうちょっと濃い色がよかったですね。うっすら日焼けしてる感じの色。グッスマさんお願いします。

(画像は著事情でクリーム肌です。何体か買ってみたのでw)

エポパテというものをガッツリ使ったのは、今回が初めてだったんですが、率直な感想としては、嫌いじゃないです(おい)

エポパテは主材と硬化剤を混ぜ合わせることで、化学反応で硬化が始まります。経験上「混ぜる系」の素材は、よく混ぜれば混ぜるほど硬化が早まります。自分の性格上、執拗に混ぜまくるので、感覚的に、混ぜ終わったら硬化が始まる、という感じでした(笑)

3時間で触れるくらいに硬化して、本格的に削ったり磨いたりするのは丸一日おいた方がいい感じでした。柔らかいうちにできるだけ造形を済ませて、硬化してから仕上げ程度に削る、くらいの技術がある方には最適な素材だと思いました。自分は、全然時間が足りなくて、あっという間に硬化してしまう感じでしたね。

柔らかい時のものと、硬化したものが、綺麗に融合するので、ちょい足しや、パーツを分けて作る場合はとても優れている素材だと感じました。面白かったので、また今後も使っていこうと思います。

ただ、ものすごく手にくっつくので、ハンドクリームを手に塗って、ついでに、工具にも塗っておくと、ストレスを軽減できました。クリームを小皿に出しておいて、ちょいちょいつけながら造形する感じです。

ちなみにエポパテは有毒なので、本当は手袋などをつけた方が良いそうですが、ぶっちゃけ手袋なんかして造形はできませんよ?人体に優しい素材が今後発売されることを所望します。

では、次回、塗装編に続きます。