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(特別企画・全3回)③「色移りに気をつけろ」ってなんなん?

こんにちは、特別企画・色移り考察日記も今回で最後になりました!

1回目→①色移りってなんなん? http://www.mailittlealien.com/blog/2022/think-doll-staining

2回目→②パッチテストってなんなん? http://www.mailittlealien.com/blog/2022/3/16-think-doll-staining2

1回と2回に沢山のアクセスをありがとうございました。

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では早速、今日はドール界隈でよく耳にする「色移りに気をつけろ!」というフレーズを掘り下げて考えていきたいと思います。

「この服は色移りする可能性があるので、お取り扱いにはくれぐれもご注意ください」というフレーズを、誰でも一度は読んだことがあると思います。ですが、何をどう気をつければいいのか、実際は誰も教えてくれません。そこで、今日は「気を付ける方法」を詳しく考えていこうと思います。

前回のブログでもお話しした通り、色移りの多くは生地の摩擦から発生します。これらは事前に防ぐ事ができます。では、どういった時に「摩擦」が起こるのか、考えてみましょう。

①揺れが発生するシチュエーション(車や電車の振動、とにかく移動中は揺れます)

②着せ替え中

①揺れが発生するシチュエーション(車や電車の振動、とにかく移動中は揺れます)

私は「ドールは動かすと汚れる」と、考えています。家で少し遊ぶ分にはほとんど事故はないですが、ちょっと撮影に行ったり、イベントに連れて行ったりすると、どこかしら汚れて帰ってきます。

しっかりおくるみで保護したはずなのに!ちゃんと専用キャリーに入れてたのに!なぜ!と涙したことが何度かあります。

まず、ドールキャリーを使う時、皆さんこんな感じで、洋服を着せたまま運ぶ場合が多いと思います

実はこれが危ない!

ハンドパーツや体の一部が、ボディに触れています。

移動中に発生する揺れで、ボディと生地に摩擦が発生しています。

じゃあ、裸ん坊で持っていけばいいのか?しかしそれはめんどくさい。会場に着いてからすぐ遊びたい。じゃあどうすれば~~!!!

答えは簡単です、ハンカチなどでボディをくるんで、ハンドパーツに当たらないようにすれば良いのです

百均で売っている、家具用靴下(白)を手袋代わりにつけておくのも有効です。

私の場合、ドールにジーンズを履かせることが多く、そのせいで、しょっちゅうハンドパーツを汚します(涙)

この方法だと、服を着せたまま、安全に連れていくことができるので、おすすめです。ハンカチ一枚で済むしね!

複数人、持ち歩きたい場合。

ドールキャリーは1個しか持てないけど、ドールは2、3人連れていきたい時もありますよね?

私はこんな風に、数人をきゅうきゅうに詰めて、大失敗した事があります

これ、絶対ダメ!お互いに摩擦しあって、全員が怪我するダメダメパターンです。

この場合は、それぞれをハンカチで保護して、おくるみに包むか、写真のように巾着袋などに入れると、安全です。

とにかく、ドール同士の接触を防ぐようにしましょう。

*本当なら、ふかふかのおくるみが安全ですが、巾着袋でも役に立ちます。こちらは、ドールより少し大きめに適当に作った物ですが、あるとないでは格段に差が出ます!簡単に作れるので、おすすめです!(普通に長めの巾着を作るだけです)

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②着せ替え中

次に、意外と多い着せ替え中の色移り。

こちらの足パーツは、着せ替え中に発生した摩擦による色移りです。

着せ替え中は、ハンドパーツや足パーツがとにかく擦れやすく、怪我が多くなります。

ドールによっては、手足を簡単に外せるので、着せ替えの時は、できる限り外しましょう。

ちなみに、サランラップなどで保護するのも効果的です

*余談ですが、デニムの場合、裾で摩擦が起こりやすいです。ですので、ジーパンを履くときは、必ず靴か、靴下を履かせることで、摩擦を防ぐ事ができます。

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以上で、「色移り考察」の全てになります。

色移りは、ドールで遊ぶ以上、避けて通れない課題です。

軽い怪我ならマジックスポンジで落とすこともできますが、それ以上の場合は、薬剤を使って落とす必要があり、ご自宅ではなかなか手が出せないと思います。経験上、市販の薬剤は、個人が利用しても安全に作ってあるので、あまり効果が出ないものが多いです。

怪我をしてからの治療より、予防の方がずっと効果的だと思うので、少しでも誰かのお役に立てれば幸いです。皆様のドールライフから、少しでも悲しみを取り除けますように。

お付き合いいただき、ありがとうございました。